~都市計画や道路の案件にたいへん便利~
「rosenAttrCreate」はMSLINKや図形キーが付加された線要素の上下どちらかに属性情報(路線番号や路線名など)を発生することが出来るツールです。
GISでは路線のライン形状にリンクキーを持たせて、属性情報をデータベース側に持たせるという事が多々ありますが、
紙に出した地図上でも属性情報を見たいという要望も少なくありません。
そのような際にも本ツールが作業の高速化に役立つことと思います。
画像をクリックすると各路線の上に属性情報(路線番号)を発生します。
簡単なテキスト形式のテーブルを作成するだけで一気に属性情報を発生する事が可能です。
発生するテキストの画層、色、線幅、線種、字幅、字高、間隔、フォント、オフセットなど 細かな設定も可能で様々な用途に使用できます。
下図のような路線(青色)があった場合、まずは路線の中間点、頂点A、頂点Bを求めます。
中間点は路線全体の長さの丁度中心部分にくる座標の事をいいます。
頂点A、頂点Bは中間点から最も近い2点を当該路線の座標値配列から決定します。
この3点が決まることで発生する属性(今回は路線名、路線番号)の位置と角度を定義します。下図の例では21.34度という内容になります。
発生するテキストの中心点を路線の中央に持ってくるというのは世に出回っているソフトウェアでもありますが、
このツールの特徴としては業界標準の左下基準点という事を考慮した上で中央に見えるように配置します。
下図のように発生する文字列の長さの半分をシフトさせて配置することで、どのような長さの文字列でも路線の中央ぴったりに発生するよう設計されています。
通常、属性を90度~270度の間の角度で発生すると図のオレンジ文字のように非常に読みにくい状態になります。
当ツールでは、90度~270度方向の文字の場合、反転させて正規化しているので文字が読みにくくなる事がありません。
下図では普通に配置した場合と当ツールで配置した場合の画像を交互に表示しています。
属性情報の配置スピードの検証例として、約27000本の路線属性をテーブル読み込みを含めて約30秒ほどで配置完了しました。(古いPentium4 2GHzクラスのマシン)
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