サーフェスの発生


はじめに

サーフェスの発生機能を使うと、ポイントデータから3次元対応のポリゴンデータを発生することが可能です。具体的には幾何計算を行い、いわゆるボロノイ図とドロネー図を自動発生します。ドロネー図を使うと、3次元TINサーフェスも自動生成することが可能になります。
どこかのサイトでは「ドローネ図」とか言ってるのをみたことがありますが当社では「ドロネー図」と統一します。


ちなみに処理速度の参考値として書きますが、12万件くらいの地番図ポイントでボロノイ図処理をさせてみたところ、約30秒でポリゴンが出来上がった。
ドロネー図の方は5秒という超高速な速さでできました。

ボロノイ図

処理の対象はポイントデータです。ポイントデータは2次元でも3次元でも大丈夫なので、カレントデータを選択します。

次にメニューバーの「ファイル(F)→ツール(T)→サーフェスの発生(T)」を選びます。

ちなみにこのサンプルはどっかのDMデータの標高点(E5の7312)を抜き出してきました。一応3次元のZ値を持っています。


ボロノイ図の処理をするとポイントの位置を基準にして重ならないポリゴンを作ります。


一応、3次元なら3次元ポリゴンになります。この図の用途は思いつかないですが。
ただ何となく地番図をイメージしたら筆界が自動で適当に発生したようにも見える。




ドロネー図

処理の対象はポイントデータです。ポイントデータは2次元でも3次元でも大丈夫なので、カレントデータを選択してから、メニューバーの「ファイル(F)→ツール(T)→サーフェスの発生(T)を選びます。

ちなみにこのサンプルはどっかのDMデータの標高点(E5の7312)を抜き出してきました。一応3次元のZ値を持っています。


ドロネー図の処理をするとポイントとポイントを結び交差しないようにトライアングルのポリゴンを作ります。


一応、3次元なら3次元ポリゴンになります。いわゆるTINサーフェスのようになります。3次元だと凹凸ができ上がり、応用としてこのレイヤーにテクスチャー画像を貼り付けるとよりリアルに表現できることになります。