写真のGPS情報から図形を作成
GIS
MatildaではスマホやGPS付きカメラ等で撮った写真の情報から凄く簡単な操作でポイント図形を作成する事ができます。作成された図形は
エクスポート機能の対象となりますので、
シェープファイルやその他フォーマットへ出力可能です。
使い方はメニューバーの
「ツール(T)」→「写真のGPS情報から図形を作成(G)」
を選択すると、取り込み専用フォームが現れますので、そこにエクスプローラからドラッグ&ドロップし、実行ボタンを押すと取り込みが開始されます。100枚程のでも数秒で完了します。
写真の中で何かしらの原因でGPS情報が取れなかった場合は、そのファイル名を一覧でメッセージ表示されます(GPS情報のあるものだけが図形化されます)
緯度経度で座標展開
GPS情報の緯度経度をそのままGISウィンドウにポイントデータとして展開します。当然ですがGPS情報がないものは展開されません。またこの緯度経度の情報は属性値として"LATITUDE"と”LONGITUDE"として保存されます。その他には"FILENAME"というフィールドに取り込み時のフォルダ名を除外したファイル名が保存されます。
世界測地系(JGD2000)
GPS情報の緯度経度から測地成果2000(世界測地系)の座標に変換してGISウィンドウにポイントデータとして配置されます。緯度経度と同様に"LATITUDE"と”LONGITUDE"という属性の他に、X座標、Y座標が保存されます。Z値もフィールドとしては出来ますがこれはその後の処理にて使う可能性もあるかもしれないという期待から作られています。従って取り込んだ直後はゼロが入っています。
世界測地系(JGD2011)
JGD2011の世界測地系の成果は東日本大震災による大規模な地殻変動が起きたために最新の測量成果を反映させた形のものになります。属性保存項目としてはJGD2000と同様です。
旧日本測地系
GPS情報の緯度経度から平面直角座標の旧日本測地形の成果で座標展開します。現状バージョンの既知の情報として
地理院のサイトで実際に展開した座標を検証してみると、若干の座標誤差が出ているようです(後ほど調査と改善策を検討予定)