ラベルフォーマット
ラベル表示時にラベルフォーマットを使用することで様々に表現できます。

概要
以下のようなシンプルなマークアップ形式でラベルフォーマットをカスタマイズすることができます。

例:「人口: <b>{POPULATION}</b>」

このように、シンプルなHTMLのようなマークアップ形式でフィールド属性を「{フィールド名}」のように埋め込むことが可能です。
また「属性フォーマット」を使って{フィールド名:#.00}のような書き方も可能です。

表現フォーマット
GIS Matildaはラベル表現のためにいくつかの標準HTML記法をサポートしています。

例:
<U><FONT NAME="ARIAL" COLOR=#FF0000><I>value1</I></FONT>&nbsp;
<FONT NAME="ARIAL" COLOR=#0000FF><B>&lt;</B></FONT>&nbsp;
<FONT NAME="ARIAL" COLOR=#00FF00><BOL>value2</BOL></FONT></U>
と書くと、次のようにラベル表示します。

value1  <  value2

属性フォーマット
{FIELD_NAME:FORMAT}のように書くとFIELD_NAMEで指定した値がFORMATで指定した書式で表記されます。
書式の文字列は属性タイプ固有のものになります。
書式を定義することにより属性の表示方法を指定することができます。

属性フォーマット【数値】
自動フォーマット
書式文字 フォーマット名 説明
C or c 通貨型 文字の横の整数で表示される最大桁数を指定します。
D or d 整数型 文字の横の整数で表示される最小桁数を指定します。
必要に応じて数値はゼロ埋めされます。小数部は丸められます。
E or e 指数型 文字の横の整数で小数点以下の桁数を定義します。(デフォルトは2)
指数型としてフォーマットされた数値は、常に指数形式で表示されます。
F or f 固定小数点型 文字の横の整数で小数点以下の桁数を指定します。(デフォルトは2)
G or g 一般型 数値を最適な形式で表示しようとします。
文字の横の整数で有効桁数を定義します。
N or n 数値型 文字の横の整数で小数点以下の桁数を指定します。(デフォルトは2)
システム設定に応じて1000個のセパレータを挿入します。
P or p パーセント型 値は100倍されます。
文字の横の整数で小数点以下の桁数を指定します。(デフォルトは2)
R or r ラウンドトリップ型 一般型と同等です。(.NETとの互換性のためのものです。)
文字の横の整数は無視されます。
X or x 16進数 文字の横の整数で表示される16進数の最小数を指定します。
必要に応じて数値はゼロ埋めされます。小数部は丸められます
カスタムフォーマット
書式文字 フォーマット名 説明
# 数字プレースホルダ 数字の位置を指定します。
対応する数字が存在しない場合は数字プレースホルダは無視されます。
0 ゼロプレースホルダ 数字が必須となる位置を指定します。
対応する数字が存在しない場合はゼロプレースホルダは「0」に置き換えられます。
. 小数点 小数点の位置を指定します。
[other]
他の文字は変更なく表示されます。
※値を「;」で3つに区切ると
0を超える;0未満;0ちょうど
の条件分岐として扱われます。

例:
コード 属性値 結果文字列 備考
{FIELD_NAME:#.###} 123.59 '123.59'
{FIELD_NAME:#.000} 123.59 '123.590'
{FIELD_NAME:#.####0} 123.59 '123.59000'
{FIELD_NAME:#####.###} -123.59 '-123.59'
{FIELD_NAME:00000.###} 123.59 '00123.59'
{FIELD_NAME:0-0-0-0-0} 123.59 '0-0-1-2-4' 丸められる
{FIELD_NAME:over #;below #;zero #} 123.59 'over 124' 丸められる
{FIELD_NAME:over #;below #;zero #} -123.59 'below 124' 丸められる、マイナス記号は消える
{FIELD_NAME:over #;below #;zero #} 0 'zero ' 値は消える
{FIELD_NAME:over #;below #;zero 0} 0 'zero 0'
{FIELD_NAME:;below #;zero#} 123.59 '' 空文字列になる
{FIELD_NAME:over #;;zero#} -123.59 '' 空文字列になる
{FIELD_NAME:over #;below #;} 0 '' 空文字列になる
属性フォーマット【ブーリアン】
自動フォーマット

書式文字 フォーマット名 説明
{FIELD_NAME} True '真'
{FIELD_NAME} False '偽'
例:
コード 属性値 結果文字列 備考
{FIELD_NAME:yes;no} True 'yes'
{FIELD_NAME:yes;no} False 'no'
{FIELD_NAME:yes} True 'yes'
{FIELD_NAME:yes} False '' 空文字列になる
{FIELD_NAME:;no} True '' 空文字列になる
{FIELD_NAME:yes;} False '' 空文字列になる
{FIELD_NAME:yes;no1;no2} False 'no1;no2' 'no1;no2'の塊を出力
属性フォーマット【日付】
()内の文字はこの文字をいくつでも含むことができます。

書式文字 フォーマット名 説明
d 1~31の「日」の数字(0埋めしない)
dd 01~31 の「日」の数字(0埋めあり)
ddd 「曜日」の省略名。システムの地域設定によって異なります。
dddd(d) 「曜日」の名前。システムの地域設定によって異なります。
f 秒の小数部 秒の小数部の小数第1桁
ff 秒の小数部 秒の小数部の小数第2桁まで
fff 秒の小数部 秒の小数部の小数第3桁まで
ffff 秒の小数部 秒の小数部の小数第4桁まで
fffff 秒の小数部 秒の小数部の小数第5桁まで
ffffff 秒の小数部 秒の小数部の小数第6桁まで
fffffff(f) 秒の小数部 秒の小数部の小数第7桁まで
F 秒の小数部 秒の小数部の小数第1桁。0の場合は表示しない
FF 秒の小数部 秒の小数部の小数第2桁まで。後ろが0の場合は表示しない
FFF 秒の小数部 秒の小数部の小数第3桁まで。後ろが0の場合は表示しない
FFFF 秒の小数部 秒の小数部の小数第4桁まで。後ろが0の場合は表示しない
FFFFF 秒の小数部 秒の小数部の小数第5桁まで。後ろが0の場合は表示しない
FFFFFF 秒の小数部 秒の小数部の小数第6桁まで。後ろが0の場合は表示しない
FFFFFF(F) 秒の小数部 秒の小数部の小数第7桁まで。後ろが0の場合は表示しない
g(g) 世紀 [現在未サポートです]
h 時間 1~12の「時間」の数字(0埋めしない)
hh(h) 時間 01~12の「時間」の数字(0埋めあり)
H 時間 1~24の「時間」の数字(0埋めしない)
HH(H) 時間 01~24の「時間」の数字(0埋めあり)
m 0~59の「分」の数字(0埋めしない)
mm(m) 00~59の「分」の数字(0埋めあり)
M 1~12の「月」の数字(0埋めしない)
MM 01~12の「月」の数字(0埋めあり)
MMM 「月」の省略名。システムの地域設定によって異なります。
MMMM(M) 「月」の名前。システムの地域設定によって異なります。
s 0~59の「秒」の数字(0埋めしない)
ss(s) 00~59の「秒」の数字(0埋めあり)
t AM/PM 「AM」または「PM」の最初の文字。システムの地域設定によって異なります。
tt(t) AM/PM 「AM」または「PM」。システムの地域設定によって異なります。
y 2桁表示の「年」の数字。(0埋めしない)
yy 2桁表示の「年」の数字。(0埋めあり)
yyy 3桁表示の「年」の数字。(0埋めあり)
yyyy 4桁表示の「年」の数字。(0埋めあり)
yyyy(y) 5桁表示の「年」の数字。(0埋めあり)
z(z) GMT Offset [現在未サポートです]
[other]
他の文字は変更なく表示されます。
例:
コード 属性値 結果文字列 備考
{FIELD_NAME:d} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '3'
{FIELD_NAME:dd} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '03'
{FIELD_NAME:ddd} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English 'Tue'
{FIELD_NAME:dddd} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English 'Tuesday'
{FIELD_NAME:M} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '6'
{FIELD_NAME:MM} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '06'
{FIELD_NAME:MMM} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English 'Jun'
{FIELD_NAME:MMMM} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English 'June'
{FIELD_NAME:y} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '08'
{FIELD_NAME:yy} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '08'
{FIELD_NAME:yyy} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '008'
{FIELD_NAME:yyyy} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '2008'
{FIELD_NAME:yyyyy} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '02008'
{FIELD_NAME:h} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '5'
{FIELD_NAME:hh} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '05'
{FIELD_NAME:H} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '17'
{FIELD_NAME:HH} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '17'
{FIELD_NAME:t} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English 'P'
{FIELD_NAME:tt} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English 'PM'
{FIELD_NAME:m} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '9'
{FIELD_NAME:mm} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '09'
{FIELD_NAME:mmm} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '09' 3つ目の「m」は無視される
{FIELD_NAME:s} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '3'
{FIELD_NAME:ss} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '03'
{FIELD_NAME:f} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '6'
{FIELD_NAME:ffff} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '6500'
{FIELD_NAME:FFFF} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '65'
{FIELD_NAME:yyyy/MM/dd HH/mm/ss.ffff} 3rd of June 2008: 17:09:03.650, US English '2008/06/03 17:09:03.6500'
属性フォーマット【文字列】
※iは整数のプレースホルダです。(文字位置を示します)

書式文字 フォーマット名 説明
$ 通常の文字列 文字列がそのまま表示されます。
S 大文字化 アルファベットが大文字になります
s 小文字化 アルファベットが小文字になります
i [開始位置] 開始位置 i>0 のとき、先頭から何文字目から表示するかを指定します。
i<0のとき、末尾から何文字目から表示するかを指定します。
i [終了位置] 終了位置 i>0 のとき、先頭から何文字目まで表示するかを指定します。
i<0のとき、末尾から何文字目まで表示するかを指定します。
H HTML解釈強制 文字列内の記号「<」「>」を強制的にHTML表記「&lt;」「&gt;」にします。
例:
コード 属性値 結果文字列 備考
{FIELD_NAME:$} 'Abcdefghij' 'Abcdefghij'
{FIELD_NAME:S} 'Abcdefghij' 'ABCDEFGHIJ'
{FIELD_NAME:s} 'Abcdefghij' 'abcdefghij'
{FIELD_NAME:1$-1} 'Abcdefghij' 'Abcdefghij'
{FIELD_NAME:1S3} 'Abcdefghij' 'ABC'
{FIELD_NAME:1s3} 'Abcdefghij' 'abc'
{FIELD_NAME:1$-3} 'Abcdefghij' 'Abcdefgh'
{FIELD_NAME:-3$-1} 'Abcdefghij' 'hij'
{FIELD_NAME:4$-4} 'Abcdefghij' 'defg'
{FIELD_NAME:8$-8} 'Abcdefghij' '' 空文字列になる
{FIELD_NAME:H} 'A<b>c' 'A&lt;b;&gt;c'
{FIELD_NAME:H$} 'A<b>c' 'A&lt;b;&gt;c'
{FIELD_NAME:HS} 'A<b>c' 'A&lt;B;&gt;C'
{FIELD_NAME:Hs} 'A<b>c' 'a&lt;b;&gt;c'
{FIELD_NAME:H1s3} 'A<b>c' 'a&lt;b'
 
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