GIS Matildaでの3次元点群データの扱い


はじめに

ここではMatidaで効率よく点群データを扱うための情報を載せています。多くのGISアプリケーションでは3次元機能がショボかったりします。よくある話で「○○のプラグインを入れたら見れる」とか「△△点までの制限があるけど一応見れます」とか「点群は見れるけど他のGISデータとは重ねることができない」とか言うものがありますが、Matildaではそんなややこしい話抜きで、制限なくサクッとみれます。


LASおよびLAZデータについて

レーザー計測データ(LiDAR)の点群データである拡張子がLASおよびLAZを読み込んで表示することができます。点群データは年々精度が上がってきたこともあり、数百万点を超える範囲の点群が1ファイルになっており、ファイルサイズも1GB(1ギガバイト)を超えるものも世に存在してきています。Matildaを利用した場合の参考値、私の環境では64ビット版を使うと850万点くらいの点群を10m/pointの設定で5秒くらいで初期全体表示ができました。

Matildaの場合、まずは一旦GISウィンドウに初期状態として表示させます。
その時に表示されている範囲が「モデルの範囲」となります。
この時、そのまま3次元ボタンをクリックすると全体が範囲としてモデルが作成されます。


※全体表示のまま3次元化すると全体がモデル化される


※部分表示で3次元化すると限定された部分がモデル化される

つまりモデル化するための処理速度はこの範囲の大きさによって大きく変わるということがいえます。ポイントをしっかり掴んでおくと日常の作業をスムーズにこなすことができます。




点の密度による処理速度の変化

点の密度の設定はポイント(マーカー)の点のサイズによります。
ポイントのサイズを変更することでGISウィンドウ内で描画される数を増減させることによって処理速度の向上や、描画精度に変化をつけることが可能です。

ポイントサイズが2twipsで、スマートサイズが1pxだった時では他のポイントに接触していない。


仮にポイントサイズを1pxで、スマートサイズを1mに変更した場合、赤色のポイントは他のポイントに接触してしまいます。
(※大きさや単位の比率は図の大きさや広さによって組み合わせが異なります)


結果としては、赤色のポイントは描画せずにそのままスルーされます。つまり処理速度が向上します。(描画対象処理が1図形分減るという事になります)



ポイントサイズ変更方法

一般的にはプロジェクトファイルで定義して利用しますが、またプロジェクトファイルを作っておらず、とりあえずデータを誰かから提供されたものを見る時等レイヤープロパティで設定します。

レジェンドパネルから目的のレイヤーをダブルクリックするとレイヤープロパティコントロールが表示されます。この中の「サイズ」を変更します。

※スマートサイズはCustom...を選び、SIZE:1m や SIZE:5m という様に設定すると拡大率ごとに変化させることができるので更に効率的です!



とりあえず超重そうな点群を速く表示する

点群データを読む前に、マチルダの設定タブでデフォルトの点のスマートサイズを少し大きめに設定します。

デフォルトのスマートサイズは「SIZE:1px」になっていますが、これを「SIZE:5m」とか「SIZE:10m」とかに設定してから、読み込むと間引かれて表示されるので素早く見ることができます。

※シンボルサイズの設定方法や単位は
こちらに詳細があります。