パイプラインコマンド
この機能は現在の簡易コマンドよりももっとマクロ命令っぽい細かい内容を記述することが可能です。
サンプルとして、標高点シェープから3次元の等高線ベクトルとグラデーション色分けグリッドを自動発生するものをYoutube動画にしました。
動画のサンプルはシェープファイルの点データ(ポイント)データだけを使っています。この点データの中の高さ(Z値)を読み取り、グリッドを生成し、グラデーションカラーでビジュアル化しています。
パイプラインコマンド構文
パイプラインコマンドの基本的な書式について説明します。
【構文】コメント文
セミコロン「;」で始まる行はコメント扱いになります。
例: ; これはコメントです。
【構文】操作(オペレーション)
1操作を1行で記述します。
例: OperationName paramter1=value parameterN=value
【構文】変数
操作には変数を指定できます。
変数には、$layer1、$src、$extentなどの名前が付けられます。
変数に$記号を使用することは必須ではありませんが、この規則に従うことをお勧めします。
パイプラインインタープリターには、割り当てられたビューアー(GIS)を参照する変数$GISが組み込まれています。
【構文】パラメーター
各操作のパラメーターは、次のように指定することができます。
・変数への参照
(CS、Extent、BitWidth、BitHeightなどのパラメーターの受け渡しに役立ちます。)
例: parameter = $variable
・組み込み変数への参照
(CS、Extentなどのパラメーターの受け渡しに役立ちます。)
例: parameter = $GIS
・数
例: parameter = 3.14
・文字列
例: parameter = "何らかの文字列"
最初のパラメーターの名前は省略できます。
例: MyOperation param1 = $value1 param2 = 123
例: MyOperation $value1 param2 = 123
【構文】実行
操作は行ごとに実行されます。
すべての行がエラーなしで実行されれば構文は正しいことになります。
操作(オペレーション)
パイプラインコマンド中の各種操作(オペレーション)記述について説明します。
【操作】ピクセル・グリッド
Contour
Hillshade
SlopeMap
Algebra
Interpolation
Interpolation.Kriging
Interpolation.PointCloudToGrid
Vectorization
Vectorization.GridToPolygon
Visualisation
Grid.GenerateRamp
Pixel layer filters
Filter.Threshold
Filter.NoiseSaltPepper
Filter.NoiseGaussian
Filter.Convolution
Filter.SobelMagnitude
Filter.Range
Filter.Midpoint
Filter.Minimum
Filter.Maximum
Filter.ArithmeticMean
Filter.AlphaTrimmedMean
Filter.ContraHarmonicMean
Filter.GeometricMean
Filter.HarmonicMean
Filter.WeightedMean
Filter.YpMean
Filter.Majority
Filter.Minority
Filter.Median
Filter.WeightedMedian
Filter.Sum
Filter.StandardDeviation
Filter.UniqueCount
Filter.Erosion
Filter.Dilation
Filter.Opening
Filter.Closing
Filter.TopHat
Filter.BottomHat