XMLプロジェクトファイル自動作成ツール (tcMakeMatildaProject.exe)
GIS Matildaでのプロジェクトファイルは通常、XMLフォーマットになっております。XMLフォーマットは非常に柔軟に情報設定や取り出し、そして拡張がしやすいことがメリットでありますが、それを作る側や見る側にとっては非常に複雑に見えます。また記述方法も1つタグを書き間違えると全く期待する機能しないというデリケートなものです。そこでGISの業界で使用するであろう項目をAccessMDBに記述し、それをXML型式のプロジェクトファイルに自動変換するというのが本ツールの役割です。

XML型式のGIS Matildaのプロジェクトファイルに関しての情報はこちらに詳しく書かれています。


 

AccessMDBのテーブル定義
本ツールはAccessMDB(2000互換型式)のデータベースを使用します。テーブルの構成としてはアクティブグリッドと同じ形式(フィールド名、フィールド数)になりますが、その中に入る情報は通常のアクティブグリッドに入る情報と少し異なる場合があり、次のようになります。

テーブル:T_category
フィールド名 内容
ID オートナンバー連番です。特に使用しません。
ソートキー この順番で表示されます。
カテゴリ カテゴリとしての名前(表示名)です。
タイプ 使用しません。
グリッドカラー 使用しません。
グリッドフォントカラー 使用しません。
グループ名 使用しません。
グループキャプション 使用しません。
備考 使用しません。
SEL アプリで選択(チェックオン)の状態の時にTrueになります。
テーブル:T_item
フィールド名 内容
ID オートナンバー連番です。特に使用しません。
ソートキー この順番で表示されます。
カテゴリ カテゴリとしての名前(表示名)です。
要素タイプ データの種類が、線(Line)、面(Polygon)、点(Point)、字(Point)、画像(JPG,TIF,ECW等)のどれかを指定します。
レイヤー名 実データのレイヤー名(キャプションではない)を指定します。
表示名 実データのキャプション(レイヤー名ではない)を指定します。
フォルダ 実データファイルのある場所を指定します。プロジェクトファイル(ttkproject)出力からの相対パスを指定します。
拡張子 MDB,SQLITE,SHP,ECW,TIF,JPGなどを指定します。
スタイル1 線:内側線のスタイル名またはカスタム線種名(指定なしの時は実線になります)
面:外周線のスタイル名またはカスタム線種名(指定なしの時は実線になります)
点:スタイル名またはシンボル名
字:真位置ポイントスタイル(指定なしの場合はシンボルなし)
スタイル2 線:外周線のスタイル名またはカスタム線種名
面:面の中のスタイル名(指定なしの時は塗り潰しになります)
点:使用しません。
字:使用しません。
サイズ1 線:内側線の幅
面:外周線の幅
点:点のサイズ
字:フォントサイズ
サイズ2 線:外周線の幅
面:面の中に表示されている字のフォントサイズ
カラー1 線:内側線の色(R:G:Bで指定)
面:外周線の色(R:G:Bで指定)
点:シンボルの色(R:G:Bで指定)
字:ラベルの色(R:G:Bで指定)
カラー2 線:外周線の色(R:G:Bで指定)
面:面の中の色(R:G:Bで指定)
点:使用しません。
字:フォントの色(R:G:Bで指定)
カラー3 線:使用しません。
面:面で発生したラベルの色(R:G:Bで指定)
点:使用しません。
字:使用しません。
フォント 線:使用しません。
面:面で発生したラベルのフォント名(R:G:Bで指定)
点:使用しません。
字:フォント名(R:G:Bで指定)
ラベルフィールド 線:使用しません。
面:面で発生するラベルフィールド名(指定がないときは[_TEXT]とみなされる)
点:使用しません。
字:発生するラベルフィールド名(指定がないときは[_TEXT]とみなされる)
ラベルポジション 線:使用しません。
面:面で発生するラベルのポジション
点:使用しません。
字:発生するラベルのポジション
ラベルアライメント 線:使用しません。
面:面で発生するラベルのアライメント
点:使用しません。
字:発生するラベルのアライメント
文字列 使用しません。
角度フィールド 線:使用しません。
面:面で発生するラベルの角度が入っているフィールド
点:シンボルの角度が入っているフィールド
字:ラベルの角度が入っているフィールド
グリッドカラー 使用しません。
グリッドフォントカラー 使用しません。
セクションフィールド セクションでレイヤーを分けたい時にフィールド名が書かれているを指定します。セクションを使わない場合は使用しません。
セクションデータ セクションでレイヤーを分けたい時にデータ名を指定します。セクションを使わない場合は使用しません。
スケールフィルタ最小 マチルダでの操作でここで指定する縮尺よりも縮小したらこのレイヤーは表示されなくなります。
スケールフィルタ最大 マチルダでの操作でここで指定する縮尺よりも拡大したらこのレイヤーは表示されなくなります。
SEL 使用しません。
グループ名 マチルダのグループ名(キャプションではない)を指定します。半角英数字のみ使用可能。
グループキャプション マチルダのグループキャプション(グループ名ではない)を指定します。全角使用可能。
備考 使用しません。

入力/編集作業用のアクティブグリッドについては、こちらのページで詳しく説明されています。

使い方
アクティブグリッドのテーブル内の「カテゴリ」で定義されている内容がダイアログ上にリストで表示されます。これらの左側にチェックボックスがあり、それにチェックされているものを対象としてプロジェクトファイルを自動生成します。
自動で構成するので自由な組み合わせが可能です。また、セクションによる構成出力も可能です。

ダウンロード
・ツールモジュール(tcMakeMatildaProject.zip)
・サンプルデータベース(tcMakeMatildaProject_sampbledb.zip)

 

(デスクトップ版の詳細マニュアル一覧に戻る)

(デスクトップ版の全体的な紹介ページを表示)

(アプリケーション更新履歴)