レイヤープロパティコントロール(共通レイヤー)
レイヤープロパティコントロールのダイアログボックスでは、地図レイヤーの表現を幅広く設定できます。
レジェンドパネルから、カレントレイヤー(現在選択されているレイヤー)をダブルクリックするとこのダイアログウィンドウが表示されます。
共通の設定
ここではベクトル・ピクセル・グリッドのレイヤーに関わらず、すべてのレイヤー設定に共通する操作を説明します。
重要な項目は「セクション」です。セクションは常に可視スケールの最大最小値(スケールフィルタ)の情報を持っており、
ビューの縮尺がこの範囲外の値になると、そのセクションは非表示になります。
この設定により、ビューのスケールによって異なるレンダリングや表示の切り替えが可能です。
左パネル上部のツールバーを使用することで、セクションの追加、削除、全削除、順序の変更が可能です。
全削除した場合、デフォルト設定値のセクション一つを残して全てなくなります。
左パネル下部のツールバーを使用することで、全てのレイヤープロパティを.ttkstyleファイルとして読み書きできます。
このことにより、再利用可能な設定ファイル集を作成することができます。
「各セクション」の設定
ここでは特殊なセクション(レイヤー)情報を設定します。
セクション名を選択している時、表示・非表示やスケールフィルタを設定します。
名称 |
内容 |
表示する |
このセクションの表示・非表示を指定します。 |
スケールフィルタの最小寸法 |
※分母の大きい方の縮尺を指定します。
カレントで現在のビューの縮尺の値を設定します。
「×」ボタンでリセット。
|
スケールフィルタの最大寸法 |
※分母の小さい方の縮尺を指定します。 |
その他の設定値 |
※ベクターレイヤーで説明 |
A > Bとして
1 : A ~ 1 : B のビュー縮尺の間表示したいときは
1 : Aがスケールフィルタの最小寸法
1 : Bがスケールフィルタの最大寸法
となります。
例)
縮尺 1 : 5000 ~ 1 : 10までの範囲で表示したいときは
スケールフィルタの最小寸法 1 : 5000
スケールフィルタの最大寸法 1 : 10